綿ふとんのお手入れ
綿ふとんについて
綿ふとんは保温性、吸湿性があり、日干しによるかさ高性に富んでいます。
綿は繊維が中空の構造となっており、しかも1本1本の繊維が天然のよじれをもち、
適度な硬さと弾力性を作り出しているため、日干しすることにより、吸収した湿気を
放湿するとともに、ふっくらとよみがえり(回復力)保温性を高めます。
寝返りの打ちやすい適度な硬さとクッション性をもつインドやパキスタン産のデジ綿(繊維が太く短いもの)
が使われます。
綿ふとんは打ち直しも出来ますので経済的です
綿ふとんの打ち直しは、長年使用して硬くなったわたを機械で解きほぐし、ふっくらとよみがえらせる
加工です。加工段階で、わたの繊維が短くなり重量が減りますので、新しいわたを足すとともに、
ふとん生地を新しいものに替えて仕立て直すものです。
一般的に掛ふとんで5年くらい、敷ふとんで3年くらいが打ち直しの目安で、打ち直し回数は2回くらいが限度です。
綿ふとんの日常のお手入れ方法
綿ふとんは、天気の良い日には、午前10時~午後3時位の間に片面を2時間くらい日に干してください。
吸収した湿気を放出して、ふっくらとよみがえり、弾力性、保湿性を取り戻します。
また、ふとんカバーはこまめに洗濯してください。
綿ふとんを長期間収納する時の方法
長い間保管する場合は、日に干してから通気性の良い押入れの上段へ保管してください。
長期間保管しますと臭い等がこもる場合がありますので、再びお使いになるときには日に干してから
お使いください。また、保管中でもときどき日干しをして乾燥させて下さい。
綿ふとんは地球にやさしいと言われていますが、なぜですか?
綿は、自然の中で生産と還元を繰り返す植物繊維です。
地球上の綿畑で1年間に、18億トンの二酸化炭素を吸収し、13億トンのきれいな酸素を生み出し
大気の浄化作用を行い、地球を守る一翼を担っています。
また綿はリサイクルにも最適な繊維です。